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  アルパカってどんな動物?

  アルパカとは、ウシ目(偶蹄目)ラクダ科に属する動物です。ラクダより体のサイズは小さいし、コブもありませんが、長いまつげの愛らしいぱっちりお目々や、いかにも人のよさそうな愛嬌ある顔立ち、しなやかな長い首、胴体のわりに細くてスラリと長い足などは、なるほどラクダとよく似ています。
 ラクダは、フタコブラクダとヒトコブラクダの2種類いて、中央アジアのゴビ砂漠からアフリカ北部のサハラ砂漠にかけて分布しています(ヒトコブラクダはすでに野生のものは絶滅。家畜としてだけ残っています)が、かたやアルパカは、ラクダとは遠く離れた南米のアンデス山脈の高地(ペルーのアンデス地方、ボリビア北部、チリ北部)にすんでいます。南米にすむラクダの仲間は、全部で4種類。アルパカ、リャマ(ラマ)、グアナコ、ビクーニャがいます。
 砂漠もアンデスの高地も、どちらも昼と夜の気温差が激しい、厳しい自然環境の地なのは同じです。アルパカたちもラクダたちも、そうした環境に負けないカラダをしています。

 でも厳しい自然には勝てても、人間の狩猟圧に勝てる動物はいません。ビクーニャとグアナコは、現在、絶滅のおそれのある国際取引を規制するワシントン条約の附属書にリストアップされている貴重な野生生物です。一方、アルパカやリャマは、グアナコを家畜化したものだといわれています。一説によると、グアナコ(またはリャマ)とビクーニャを交配して品種改良したのがアルパカではないかともいわれています。また、アルパカとリャマは別々の種で学名も違いますが、染色体の数は同じで、交配して子孫を残すことも可能らしいです。

 リャマは4種類の中で数が圧倒的に多く、主に荷物運びが仕事。アルパカは、荷役には使われず、もっぱら毛を刈って衣料などを作るために飼育されています。アルパカ以上に毛が珍重されるビクーニャは、そのために密猟されるなどの問題が起きました。いまは野生のものは保護されていますが、家畜として飼育管理されているものもいます。
 いずれにせよ、アルパカとリャマは、はるか昔インカ帝国の時代の頃より、家畜としてヒトとともに暮らしてきました。私たちは、とっても古くからのパートナーなのです。

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